近撮_2015.6
このページには最近作を月ごとに撮影順に区分なしで掲示しております。
(取り急ぎにつき、ラージサイズにならないもの、コメントの無いものもありますが順次追加します)
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でんでん祭_石上神宮

悪霊邪鬼退散と五穀豊穣を祈願し、石上神宮から末社の神田(こうだ)神社へお渡りをする祭り。正式には神剣渡御祭(しんけんとぎょさい)と言います。鏡を付けた神剣を中心に「でんでん」と太鼓を打ってお渡りが行われるので「でんでん祭り」と呼ばれています。神田神社では御田植祭も行われ、夕方には本社で「夏越しの祓え」が行われます。



[でんでん祭1_石上神宮]

(2015.6.30)(天理市)



[でんでん祭2_石上神宮]

(2015.6.30)(天理市)


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[夏越しの大祓い_龍田大社]

大祓い神事
(2015.6.30)(三郷町)



[茅の輪くぐり1_龍田大社]

神官を先頭に、崇敬会の方、つづいて参詣者が茅の輪を三回廻られます。
(2015.6.30)(三郷町)



[茅の輪くぐり2_龍田大社]

(2015.6.30)(三郷町)



[茅の輪くぐり3_龍田大社]

(2015.6.30)(三郷町)


茅の輪作り

夏越しの大祓いの茅の輪は前々日に崇敬会の方々の奉仕で作られます。
茅の輪に使う茅が最近はなかなか手に入りにくくなっているようです。今年は大和川の河川敷で刈り取られましたが、葛やススキ、葦などが混在し採取するのに苦労されていました。



[茅の採取1_龍田大社]

(2015.6.28)(三郷町)



[茅の採取2_龍田大社]

JR大和路線のすぐ下の河川敷。
(2015.6.28)(三郷町)



[茅の採取3_龍田大社]

(2015.6.28)(三郷町)



[茅の輪作り_龍田大社]

(2015.6.28)(三郷町)


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毛付け休み_素戔鳴神社

「毛付け(けつけ)」の「毛」は二毛作の「毛(もう)」と同じで、その「毛」は作物のことをいうようです。
田植えが終わったのを、神に奉告する祭として行われるものですが、
あわせて、五穀豊穣、村民の平穏を祈り、その日は農作業を休む日とされ食事会などをされます。
現在では少なくなったようですが、大和のいくつかの集落では今も行われています。「田休み」なども同じ意味だと思います。
ここ久安寺(集落名)の素戔鳴神社では、巫女による湯立て、神楽もあり穢れを祓う作法もあります。



[龍田神楽_素戔鳴神社]

(2015.6.27)(平群町)



[湯立て_素戔鳴神社]

(2015.6.27)(平群町)



[お祓い_素戔鳴神社]

(2015.6.27)(平群町)



[毛付け休み_素戔鳴神社]

(2015.6.27)(平群町)


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鷽替え神事_菅原天満宮

菅原道真公が太宰府へ下向の翌年延喜2年(西暦902年)正月7日御自ら悪魔祓いの神事をされた時、無数の蜂が出て参拝の人々を刺し悩ましました。その時、鷽鳥が飛来して蜂を食いつくし、人々の危難を救ったのは、官公のご仁徳の賜として、鷽(嘘)が真(まこと)に成ると信じ、以後1千1百年の長きに渡り続いて来ております。(奈良市観光協会Hpより引用) この神事は鷽のお守りを参拝者が買い求め、それを「かえましょ」「かえましょ」と云いながら交換しあいます。鷽(ウソ)が嘘(うそ)に通じるので厄災、凶事を吉とするように祈る神事。



[鷽替え神事_菅原天満宮]

(2015.6.25)(奈良市)


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お田植祭_大神神社

三輪山を源流とする清らかな水が流れる大美和の杜でのお田植え祭。注連縄が張られた「神饌田」で田長の打つ太鼓の合図にあわせ、早乙女、田作男らによる田植えが古式ゆかしく行われます。育ったお米は「抜穂祭」で刈り取られ、神社の一年の祭典で神様に御供えされます。



[お田植祭1_大神神社]

(2015.6.25)(桜井市)



[お田植祭2_大神神社]

(2015.6.25)(桜井市)



[お田植祭3_大神神社]

(2015.6.25)(桜井市)



[お田植祭4_大神神社]

(2015.6.25)(桜井市)


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虫送り

「虫送り」は田の悪虫退散、悪病よけの祈願としての行事で、夏至の頃にかっては全国の農村地方で盛んに行われていたもので大和では室生地区、都祁地区などで今もいくつかの集落で行われています。今では農薬が使われることもあり実際には虫を追う効果はないと思われますが、伝統行事ととして、むしろお祭りとして行われいるようです。
奈良では私の知るところ宇陀市の笠間川沿い、天理山田地区、山添地区、下北の一部、奈良平野部では奈良豆比古神社など多分12地域ぐらいで行われています。


虫送りについては過年度分にも多くアップしておりますので、合わせてご覧いただければ幸いです。

切幡


[虫送り1_切幡]

山添村で唯一伝承されていると思われる虫送り。
極楽寺で松明に点火、街道を村はずれ迄行進されます。
開始が7時半でしかも小雨模様、ちょっと暗くなっていました。
(2015.6.22)(山添村)



[虫送り2_切幡]
ここでは男衆が松明を担がれますが、家族は見送られ、ほとんど参加されないようです。
男だけと決められているということでもないとはおっしゃってましたが、実際女性は担いで居られませんでした。
(2015.6.22)(山添村)

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小原


[虫送り1_小原]
小原地区では、日暮れの頃に山手の極楽寺に集まり、数珠繰りが行われ、持ち寄った松明に点火し、鉦、太鼓を先頭に村中を回ります。
(2015.6.21)(宇陀市室生区)


[虫送り2_小原]
(2015.6.21)(宇陀市室生区)


[虫送り3_小原]
(2015.6.21)(宇陀市室生区)

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染田


[虫送り1_染田]
今年は久しぶりに染田におじゃましました。
だんだん内容も変化しているようで、子供の参加が少なくなったり、田の虫送りの囃子唄も唄われていなかったりしていました。
それでも普段静かな村ですが村人総出でにぎやかでした。
(2015.6.16)(宇陀市室生区)


[虫送り2_染田]
(2015.6.16)(宇陀市室生区)


[虫送り3_染田]
(2015.6.16)(宇陀市室生区)

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三枝祭

「三枝祭」は、「ゆりまつり」とも呼ばれ、大宝元年(701)制定の『大宝令』には、既に国家のお祭りとして定められ、大神神社で行われる鎮花祭(はなしずめのまつり)と共に疫病を鎮めることを祈る由緒あるお祭りです。
ご祭神である「媛たたら五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)」は百合の花が美しく咲き誇る、三輪山の麓の狭井川(さいがわ)のほとりに、お住まいになっておられました。この縁故により後世、姫神様にお喜びいただくため、酒樽に「笹百合の花」を飾り、お祭りが行われるようになったと伝えています。
笹百合は古名を「佐韋(さい)」といい、このお祭りの名前も三枝(さいくさ)の花(笹百合の花)をもっておまつりしたことによります。三枝祭は平安時代には宮中から使いが幣物(へいもつ)を供え、神馬を献上するなど非常に重んぜられましたが、いつの間にか中絶していました。この祭典が明治14年に再興され現在に至っています。
(大神神社のホームページより引用)


三枝祭については過年度分にも多くアップしておりますので、合わせてご覧いただければ幸いです。

ささゆり奉献


[ささゆり出発_大神神社]
奉献神事道中安全祈願祭を終え、大神神社から講の人たちにより奈良の率川神社迄運ばれます。
(2015.6.16)(桜井市)


[三輪駅_大神神社]
JR桜井線(万葉まほろば線)で奈良まで運ばれます。
(2015.6.16)(桜井市)


[奈良市内行列_三条通り]
奈良駅から花車に乗せ、三条通など奈良市内を練り歩きます。
(2015.6.16)(奈良市)


[ささゆり奉献奉告祭_大神神社]
(2015.6.16)(奈良市)


[神楽_大神神社]
浦安の舞
(2015.6.16)(奈良市)

三枝祭


[献饌_率川神社]
(2015.6.17)(奈良市)


[特殊神饌_率川神社]
(2015.6.17)(奈良市)


[献饌_率川神社]
周囲を淡い桃色の笹百合の花で飾られたs(そん)(脚つきの曲桶)・缶(ほとぎ)(台付きの壺)と呼ばれる酒樽に黒酒(くろき)(濁酒)・白酒(しろき)(清酒)の二種類のお酒入れて、優雅な雅楽の音にあわせ神前にお供えされます。
(2015.6.17)(奈良市)


[神楽1_率川神社]
うま酒みわの舞
(2015.6.17)(奈良市)


[神楽2_率川神社]
(2015.6.17)(奈良市)

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野神祭

野神祭は奈良県に多く伝わっており、現在も35箇所ぐらいで行われています。その多くは5月5日(または旧暦の5/5)前後に行われています。その形式は地域により様々ですが、神社あるいは村外れに野神を祀り、榎などの神木の下に野神塚が作られています。子供が主役(子孫繁栄、元服の意味か)、藁で作った蛇(雨乞いの意味か)、農具ミニチュアの奉納(豊作祈願の意味か)、牛馬の絵馬(牛馬耕の名残りか)など複雑に混じり合っています。
中南和地域では蛇を担いだり子供が暴れたりと比較的賑やかなのも特徴的。


野神祭については過年度分にも多くアップしておりますので、合わせてご覧いただければ幸いです。

キョウ_下永東城



[キョウ1_下永東城]
大和川水系に位置する川西町の東城と西城で行われる野神行事(ここではキョウと呼ばれている)。
東城(ヒガシンジョ)では八幡神社から野神塚までジャジャヤウマ屋形(中に藁で作られた蛇が入っている)や神饌、コモグサ、模型農具などを持って巡行を行います。西城の蛇は雄で東城の方は雌と言われ、雌らしくセンダンの枝で隠された中に納められています。
(2015.6.7)(川西町)


[キョウ2_下永東城]
大きな榎の下の野神塚での神事。
(2015.6.7)(川西町)


[キョウ3_下永東城]
野神塚での神事の後、菰と農具のミニチュアが配られます。以前はコモは投げて取り合い、ミニチュアは田んぼに投げ入れ取り合ったそうです。
(2013.6.7)(川西町)

 

[キョウ4_下永東城]
持ち帰ったコモグサは縄状に編み上げ、門先に一年間ぶらさげておきます。蛇(邪?)が入ってこないようにと伝えられているそうです。
(2015.6.7)(川西町)


[キョウ5_下永東城]
野神行事の終わった後、子供らにキョウメシと言われる食事の接待があり、同じキョウメシを子供らが家々に配り、駄賃をいただきます。
(2015.6.7)(川西町)

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キョウ_下永西城


[キョウ1_下永西城]
村の集会所(昔は元服の子のいる家)で作られた藁の蛇を野神塚まで巡行します。
西城には今年は子供が居らず大人だけの野神祭になりました。
(2015.6.7)(川西町)


[キョウ2_下永西城]
大和川沿いの野神塚のよのみ(榎)に蛇を立てかけて慈雨、五穀豊穣、子孫繁栄神事を祈る神事が行われます。
(2015.6.7)(川西町)

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蛇巻き_鍵

藁で作った蛇形の綱の大きな頭を17才の男子(現在では該当年齢の子供も少なく大人も加勢されています。)が担ぎ、他の少年達が後ろの胴、尻尾を引っ張って互いに引き合いながら村中を練り歩きます。(これは17才の者が少年の仲間から離脱する儀礼と言われています、)巡行の後、榎の木に頭を下にして蛇体を上へと巻きつけることから、鍵の蛇巻きは降り龍とんも言われています。すぐ隣の今里の蛇巻きと共に、大和の野神行事として無形文化財に指定されています。



[蛇巻き1_鍵]
本来は17才の少年が担ぐことになっていますが、今では少子化で子供も少なく大人が加勢しておられます。
(2015.6.7)(田原本町)


[[蛇巻き2_鍵]
蛇のし尻尾をひっぱり進行を邪魔だてする少年達。
(2015.6.7)(田原本町)


[[蛇巻き3_鍵]

巡行中に竹の先に「ドサン箱」(中に農具のミニチュアなどを入れて)を青竹につけ、その年に出産、結婚、新築などの祝い事のあるお家を回ります。「おめでとうさん」と言い、ご祝儀をいただきます。
(2015.6.7)(田原本町)



[[蛇巻き4_鍵]
「ドサン箱」の中には農具のミニチュアが入れられています。
(2015.6.7)(田原本町)

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蛇巻き_今里


[蛇巻き_今里]

麦藁の蛇を子供達が担ぎ村の各家を「オメデトウサン」と云いながら玄関の中まで入っていきます。
(2015.6.7)(田原本町)


[蛇巻き_今里]

道中で時々尻尾を持った人が走り出し、担ぎ手の子供達や見物人を巻き込んだりします。蛇巻きと言われる所以でしょうか。
(2015.6.7)(田原本町)

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ハンゲショウ_龍田大社


[ハンゲショウ_龍田大社]

(2015.6.28)(三郷町)



ヒルガオ_大和川


[ヒルガオ_大和川]

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