近撮_2015.7
このページには最近作を月ごとに撮影順に区分なしで掲示しております。
(取り急ぎにつき、ラージサイズにならないもの、コメントの無いものもありますが順次追加します)
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でんそそ祭_畝火山口神社

俗に「お峯のでんそそ」と呼ばれる近隣一帯の夏祭です。毎年7月28日に畝火山口神社で奉納行事などが行われ
明治維新前は、26日の早朝に神官らが12人の供を従え行列を組んで壷坂峠を越え、はるばる大淀町土田の吉野川周辺へ水汲みに出掛けたと伝えられています。現在は26日の早朝に神官らが吉野川に水汲みに行きます。
農家では、「お峯のでんそその太鼓の音が聞こえたら田に入ったらいかん」と言って、この日までに田の仕事を終えてしまうよう努めていた時代もあったようです。
「でんそそ」は、お峯で打ち鳴らす太鼓の音が「でんそそ」と聞こえたことからこの名前がついたと伝わっています。また、特に夏痩せするような子どもには、綿入れを着せてお参りをさせるとご利益があると言われていたそうです。(大淀町HPより引用)



[でんそそ祭_畝火山口神社]

村の年寄りたちにより夕方から太鼓が打ち鳴らされます。この太鼓の音が「デンソソ」と聞こえる事からでんそそ祭の名前で親しまれています。お参りの人々に巫女によるお鈴祓えが行われます。
(2015.7.28)(橿原市)



[ご神水_でんそそ祭_畝火山口神社]

吉野川の土田(つった)の水汲み神事で汲まれた神水が供えられます。(撮影許可いただいております)
(2015.7.28)(橿原市)


2013年の吉野川での水汲み

[水汲み神事_でんそそ祭_吉野川]

吉野川の土田(つった)の水汲み神事。毎年7月28日に畝火山口神社で行われるでんそそ祭の中心行事でもある「お水取り」という神水汲みの神事です。
(2013.7.26)(吉野町)




[奉納行事_でんそそ祭_畝火山口神社]

盆踊りやカラオケ大会などで賑わいます。
(2015.7.28)(橿原市)


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野口ったん_箸中

桜井市の箸中地区に伝わる野神祭、勧請縄、通過儀礼などが見受けられる祭礼。
「ノグッタン」、「ノグチサン」とも言われています。
土用の頃に、数え17歳の少年とその家族、村役さんだけで行われます。該当年齢の子供が居ない年はなさいません。今年は2人が該当しましたのでなさいましたが、最近は少子化でされない年の方が多いようです。
主人公の少年達が黒牛と唐漉を描きますが、なにぶん実物を見た事ないので年輩者に教えてもらったりしたながら描いていました。
法螺貝もその場で練習。
麦藁で蛇を作りわっぱの様に丸め青竹につけて上神(かんじょ)(勧請場とも?)まで向います。
本来は青竹を担ぐ少年、牛の絵や神饌を持つ少年、それに先頭を法螺貝を吹く少年、なんですが今年は法螺貝を吹く少年と青竹の先頭の2人だけでしたので後ろはおじいちゃんが担いで居られました。神饌も車でお運びでした。
途中で井寺池に青竹を刺し祈祷します。
神上にある大きな栴檀(せんだん)の木に蛇を架け、神饌として、ツノ飯、サシ鯖などが供えられます。



[牛と唐鋤の絵_野口たん_箸中]

なにぶん実物を見た事ないので年輩者に教えてもらったりしたながら描いていました。
(2015.7.26)(桜井市)



[蛇つくり_野口たん_箸中]

年寄りに教えてもらいながら家族全員で麦藁で蛇を作ります。48のうろこ(足?)を編み込みながら。
(2015.7.26)(桜井市)



[法螺貝の練習_野口たん_箸中]

にわか練習でなかなか鳴らないようです。
(2015.7.26)(桜井市)



[神上に向う1_野口たん_箸中]

(2015.7.26)(桜井市)



[神上に向う2_野口たん_箸中]

少年が2人しかいないので、竹竿の後ろはおじいちゃんが担いでおられました。
(2015.7.26)(桜井市)



[神上に向う3_野口たん_箸中]

神上(しんじょ)は三輪山の麓、桧原神社の少し下にあります。
(2015.7.26)(桜井市)



[井寺池に祈祷_野口たん_箸中]

蛇を池の樋のところに置き祈祷。過去の記述によると、竹竿だけここに指すという時もあったようです。
(2015.7.26)(桜井市)



[神上で祈祷_野口たん_箸中]

神上(かんじょ)と言われる場所の大きな栴檀の樹に蛇をかけ、牛と唐鋤の絵と神饌を供えます。法螺貝を吹き拍手して祈祷。
(2015.7.26)(桜井市)



[蛇と神饌_野口たん_箸中]

神饌には、角めしと言われる四隅に角を立てた様に盛ったご飯と、さし鯖が供えられます。
(2015.7.26)(桜井市)


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おんぱら祭花火大会_綱越神社

6月と12月の晦日に行われる除災行事を「大祓」と言いますが、6月の大祓は「夏越の祓え」と言い、半年の罪、穢れを祓い、後半年の除災、健康を願う神事。大神神社摂社の綱越神社の夏越の祓えは旧暦で7月末に行われます。「御祓祭(おんぱらまつり)」と呼ばれ古くから親しまれています。おんぱら祭は2009年のを参照ください。夜には花火大会が行われます。



[おんぱら祭花火大会_綱越神社]

(2015.7.31)(桜井市)


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花火大会_斑鳩町

大和川に架かる沈み橋超しに。



[花火_斑鳩町]

(2015.7.25)(斑鳩町)



[花火の日_沈み橋_斑鳩町]

(2015.7.25)(斑鳩町)


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きゅうり加持_千光寺

暑い夏を乗りきり疫病、厄難を封じ込め、無病息災、病気平癒のまじないとして行われる祈祷行事。
千光寺では毎年、土用の日に全国からの信者さんからの願いを受けて行われます。
この時期に取れる作物の中でも水分が多く栄養価の高いキュウリに、切り込みを作り祈願文を封じ込み祈祷されます。
祈祷されたキュウリは土中に埋め込まれます。川に流されるところもあるようですが、最近は諸般の事情で土中に埋められるところが多いそうです。



[きゅうり加持1_千光寺]

(2015.7.24)(平群町)



[きゅうり加持2_千光寺]

(2015.7.24)(平群町)



[きゅうり加持3_千光寺]

(2015.7.24)(平群町)


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地蔵盆会・石龕地蔵尊_十輪院

ご本尊のお地蔵さんは本堂の奥の方にある石仏龕(せきぶつがん)。法要のあと、法話が行われていました。本堂は元々は石仏龕を拝むための礼堂だったそうですが優美な形状で国宝に指定されています。蔀戸を開け縁側に提灯が並び、法話をされているという静かな地蔵盆会でした。



[地蔵盆会1_十輪院]

(2015.7.23)(奈良市)



[地蔵盆会2_十輪院]

(2015.7.23)(奈良市)



[地蔵盆会3_十輪院]

(2015.7.23)(奈良市)


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着せ替え地蔵_伝香寺

この裸地蔵さんは元々は興福寺延寿院のご本尊だったそうですが、明治の廃仏棄釈の時にこの伝香寺に預けられたそうで、秘仏とされていますが、年に一度衣の着せ替えを本堂にて行われ、法要が行われます。一年間身につけておられた衣を下着までそっくり替えられます。地蔵さんの裸を見るのもめずらしいことです。尼僧の発願で造立されたお地蔵さんらしく胸飾りがつけられており清楚なお姿です。
裸の状態を写すのも気が引けますので、このあたりぐらいにさせていただきます。
この日は伝香寺の幼稚園の祭りもあって幼児らで賑わっていました。
今回は子供達のスナップを中心にアップさせていただきます。



[着せ替え地蔵尊_伝香寺]

(2015.7.23)(奈良市)



[まつり童1_伝香寺]

(2015.7.23)(奈良市)



[まつり童2_伝香寺]

(2015.7.23)(奈良市)



[まつり童3_伝香寺]

(2015.7.23)(奈良市)



[まつり童4_伝香寺]

(2015.7.23)(奈良市)


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ひむろしらゆき祭_氷室神社

氷室神社で昨年から行われている「ひむろしらゆき祭」。
神事は当然厳粛に行われますが、かき氷屋さんのイベントの方が重きがあると思うぐらいで人出も多く、かき氷の整理券もらうのに長蛇の列、午後からもういちど行きましたが、境内あふれてました。




[氷の神饌_氷室神社]

氷室神社たしく氷の神饌。
(2015.7.18)(奈良市)



[献茶式_氷室神社]

(2015.7.18)(奈良市)


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水まつり_丹生川上中社

第2回「吉野・丹生川上水まつり」 水の神様の恩恵に感謝する水まつりが丹生川上神社3社(上社・中社・下社)により開催されました。祭場は三社持ち回りで行われ、今年は中社がご担当でした。
三社の宮司に続き、三社からの稚児が白馬、黒馬に乗り式場へ。
また、大和神社の宮司による金幣参向も延喜式記述に則り行われました。
三社からのご神水を神主、稚児により湯立ての釜に注がれ、神饌としても供えられました。
祭事に先立ち、丹生川支流にて禊の行法も行われました。



[参列_水まつり_丹生川上中社]

三社の宮司を先頭に大和神社の宮司、稚児、巫女さんの参列。
(2015.7.19)(東吉野村)



[金幣_水まつり_丹生川上中社]

丹生川上神社への大和(おやまと)神社宮司による金幣参向は「延喜式」に記述があり、昨年1100年ぶりの復活となりました。
(2015.7.19)(東吉野村)



[御神水1_水まつり_丹生川上中社]

丹生川上上社、中社、下社からの御神水を三社からの稚児により湯立ての釜に注がれます。
(2015.7.19)(東吉野村)



[御神水2_水まつり_丹生川上中社]

三社の宮司からも湯立ての釜に注がれます。また残りを神饌として供えられます。
(2015.7.19)(東吉野村)



[神楽_水まつり_丹生川上中社]

日向家に伝わる神楽、剣の舞。
(2015.7.19)(東吉野村)



[湯立て1_水まつり_丹生川上中社]

(2015.7.19)(東吉野村)



[湯立て2_水まつり_丹生川上中社]

(2015.7.19)(東吉野村)



[禊_水まつり_丹生川上中社]

神事に先だち白髭神社の前、丹生川の支流で、信徒らによる禊が行われました。(神社の前の予定が今年は増水のため支流でなさいました)
(2015.7.19)(東吉野村)


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虫送り_小橡(ことち)

奈良県下には多分13カ所あると思う今年最後の虫送り、上北山村の小橡(ことち)で行われました。
小橡の水分神社で松明に点火、瀧川寺の住職に先導され約1キロ下の北山宮まで下られます。
小橡は山間の谷深い村で、今では水田も無くなり、虫送りの意味合いも薄れてはいますが、村の人、中学生らを含め10名ぐらいの行列でした。



[虫送り1_小橡]

水分神社で点火
(2015.7.14)(上北山村)



[虫送り2_小橡]

手前の田も今は休耕田。
(2015.7.14)(上北山村)



[虫送り3_小橡]

(2015.7.14)(上北山村)



[虫送り_小橡]

(2015.7.14)(上北山村)


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祇園祭_八坂祇園社

祇園祭と言えば京都と思われる方がほとんどだと思いますが、祇園さんは全国に数多くあります。
もちろん奈良にもたくさんあります。
今回は奈良きたまちの八坂祇園社の宵宮に行ってきました。手向山八幡宮の摂社でもあり、上司宮司が祭司でした。
昔は随分と賑わったそうで、鉾も出たとか。この辺りに笹鉾町の名もあります。
こども狂言と山村若女さんの地唄舞の奉納がありました。



[祇園祭_八坂祇園社]

(2015.7.13)(奈良市)



[こども狂言_祇園祭_八坂祇園社]

若草こども狂言を育てる会のこどもたちが「いろは」を演じました。
(2015.7.13)(奈良市)



[地唄舞奉納1_祇園祭_八坂祇園社]

(2015.7.13)(奈良市)



[地唄舞奉納2_祇園祭_八坂祇園社]

山村流家元山村若女さんの奉納の舞。
(2015.7.13)(奈良市)


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龍王祭_富貴畑

生駒山系の十三峠の少し下にあるジョウサン池の畔で行われる龍王祭。池の上方に龍王を祀る祠がありますが、普段はほとんど目にしない状況。
雨乞いの名残りだと思われる龍王祭。かっては松明を持って十三塚や池のぐるりを回ったとか。
富貴畑の杵築神社の氏子さんたちにより祭事されます。坂本巫女さんによる御湯立ても行われます。野外での御湯立てはあまり見かけないものです。



[龍王祭1_富貴畑]

祭事場に向う一行。
(2015.7.12)(平群町)



[龍王祭2_富貴畑]

龍王神の祠の下、ジョウサン池のほとりで行われる御湯立て。
(2015.7.12)(平群町)



[龍王祭3_富貴畑]

龍王神の祠の前で舞われる神楽。
(2015.7.12)(平群町)



[龍王祭4_富貴畑]

村人の安全祈願を祈祷。
(2015.7.12)(平群町)


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蓮華会・蛙飛び行事_金峯山寺

蓮華会は、金峯山寺の三大行事の一つで、七月七日は役行者が産湯をつかったと伝えられる大和高田市奥田にある弁天池の清浄な蓮の花を蔵王権現に供える法会。
蛙飛び行事は、大青蛙を乗せた太鼓台が蔵王堂へ練り込み、法要の後、蛙飛びの作法が行われ、最後に導師の授戒によってめでたく人間の姿に戻ります。(金峯山寺HPより引用)


堂内の法会、授戒の写真は許可を得て撮影させていただいたものです。


ほぼ毎年アップさせていただいておりますので、過年度の分もご参照ください




[蛙御輿_金峯山寺]

今年はあいにく雨天のため蛙御輿は中止されました。これは2014年の御輿です。
(2014.7.7)(吉野町)



[行列_金峯山寺]

高田の奥田からの蓮をケーブル前から金峯山寺迄、僧侶、修験者、講員の方々により運ばれます。
商店、町家にも蛙を切り抜いた七夕飾りが見られます。
(2015.7.7)(吉野町)



[管長登壇_金峯山寺]

新管長の五條良知師。
(2015.7.7)(吉野町)



[蓮華会式 1_金峯山寺]

(2015.7.7)(吉野町)



[蓮華会式 2_金峯山寺]

(2015.7.7)(吉野町)



[蓮華会式 3_金峯山寺]

(2015.7.7)(吉野町)



[授戒_金峯山寺]

(2015.7.7)(吉野町)



[人間に戻る_金峯山寺]

めでたく人間に戻り蔵王堂の中へ。
(2015.7.7)(吉野町)



[蓮の準備_金峯山寺]

翌日、大峯山の拝所、大峯山寺に奉献される蓮を準備をされる職員方。
(2015.7.7)(吉野町)



[蓮華一行_大峯山]

翌日早朝から大峯山の拝所に蓮華を供えながら山上まで登られ(約24キロ)の大峯山寺に蓮を奉献されます。
今年は同行できませんでした。2009年の写真です。
(2009.7.7)(吉野町)


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風鎮大祭_龍田大社

龍田大社は社伝によると崇神天皇が凶作や疫病退散を願って創建されたそうです。風鎮祭は悪風を除き、順風の到来を祈る祭礼で、天武天皇(675年)に始まるという由緒があり、年間の数ある祭事の中でも最も重儀だとされています。
龍田神楽や風神太鼓などが奉納されますが、近年は本殿を焼けつくすかの勢いの花火が奉納され、神職や氏子が祈祷をされます。



[風鎮大祭_龍田大社]

神事は本殿で行われ、参拝者は拝殿から参拝されます。中庭を通して見える本殿のや幣や神饌。降雨を祈願する黒馬、止雨を祈願する白馬の絵馬も見えます。
(2015.7.5)(三郷町)



[龍田神楽_風鎮大祭_龍田大社]

神事の中で、伝統の龍田神楽が坂本巫女により奉納されます。
(2015.7.5)(三郷町)



[お神楽_風鎮大祭_龍田大社]

神事の後、次々とお参りの参拝者に家内安全、健康祈願などのお神楽を授けられます。このお神楽の時には「浪速神楽」が舞われます。
(2015.7.5)(三郷町)



[盆踊り_風鎮大祭_龍田大社]

龍田大社の風鎮大祭のこの日、県下で最初の盆踊り大会が催されます。河内音頭、江州音頭が中心ですが、踊り子もセミプロ級の人や、仮想衣の人や、一般の方も混じり賑やか。
(2015.7.5)(三郷町)


2010年の奉納花火---この写真は龍田大社のHPにも提供しております。

[花火奉納_龍田大社]

今では龍田大社の風鎮大祭の名物にもなりつつある手筒奉納花火。神職はじめ、奉納者数人ごとに次々と点火されていきます。
(2010.7.4)(三郷町)


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半夏生_南畑素戔鳴神社

夏至からおよそ11目の日を「半夏生(はんげしょう)」と言い、この日までに田植え作業などを終える目安にされています。
また田植えを終えた奉告祭を執り行い「毛付け休み」とされ、神社に集まり慰労会の食事会などをされます。
半夏生の日には関西では蛸を食する習慣も伝わっています。
蛸の足の様にしっかりと地面をつかみ根を張る様にとの願い、また蛸の吸盤の様に稲穂が稔る様にとも言われているようです。
ここ三郷町の南畑では、、豊作を祈り、穢れを祓う御湯立てと龍田神楽が舞われます。
私が珍しく思ったのは、直会(食事会-懇親会)の最中の席でも龍田神楽を舞われることでした。



[御湯立て_素戔鳴神社]

(2015.7.1)(三郷町)



[お祓い_素戔鳴神社]

(2015.7.1)(三郷町)



[龍田神楽1_素戔鳴神社]

(2015.7.1)(三郷町)




[龍田神楽2_素戔鳴神社]

(2015.7.1)(三郷町)



[龍田神楽3_素戔鳴神社]

(2015.7.1)(三郷町)



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