近撮_2020.1
このページには最近作を月ごとに撮影順に区分なしで掲示しております。
(取り急ぎにつき、ラージサイズにならないもの、コメントの無いものもありますが順次追加します)

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大和路写真帳

過年分も合わせてご覧いただければ幸いです。(できるだけダブラないシーンを載せていますので)



とんど_小南神社

トンドの多くは松の内の終わる14〜15日に行われることが多いものですが、こちらでは1月31日に行われます。多分県下で一番遅いトンドではないかと思われます。
ニノ正月のトンドという謂れもあるようですが、現在では地元でもそうは伝わってない様です。


[とんど-小南神社 1]

社殿前の灯篭か火をいただく。
(2020.1.31)(大和郡山市)


[とんど-小南神社 2]

(2020.1.31)(大和郡山市)


[とんど-小南神社 3]

(2020.1.31)(大和郡山市)


[とんど-小南神社 4]

燃え終わる頃にトンドの残り火、消し炭をいただき、輪になって餅を五徳に乗せて焼かれます。幾つかはその場でお食べになり、あとは持ち帰られます。
(2020.1.31)(大和郡山市)


[とんど-小南神社 5]

(2020.1.31)(大和郡山市)

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惣谷狂言_惣谷

舟の川を遡った惣谷集落で、正月の神事始めに天神社での神事が行われますが、その奉納として、村人による正月狂言が古くから行われてきました。大正4年に演じられて以来途絶えていたものを、昭和33年に復活されたもので「鬼」「狐釣」「舟こぎ」「万才」「壺負」「鳥刺」「鐘引」「かなぼうし」の8曲が伝えらています。
昔は神前の鳥居のところで行われていたそうですが、今は向かい側に舞台小屋が作られていて、しめ縄、餅花の正月飾り舞台で演じられています。


[惣谷狂言-狐釣狂言 1]

(2020.1.25)(五條市)



[惣谷狂言-狐釣狂言 2]

今年は「狐釣狂言」が演じられました。
あらすじ(保存会資料より)
迫の三郎(猟師)、次に坊主(狐の化けた者)が登場する。三郎の猟で、老いた狐の一族はほとんど射殺されてしまった悲しさに、老狐は計略を考える。三郎の伯父(名は伯蔵主)は村の寺の坊主なので、老狐はこの伯父に化けて三郎を訪ね、ありがたい教訓・仏の説教を聞きたいならば、殺生する猟の罠を捨てよと、捨てさせる。坊主は説教を聞かせる。この説教(玉藻前伝説の語り)が狂言の舞台で一つの語りの場になっている。説教を聞かせ、罠を捨てさせて安心をした坊主(狐)の帰り道に三郎が捨てたはずの罠に、三郎は狐の好物の好物を餌にして、みごとに仕掛けてあるのに出会ってしまう。狐は一族の悲劇を承知しながら、餌の誘惑に負け、化けていた法衣を脱ぎ捨てて、餌に食らいついてしまう。狐は村人に追い立てられて終わる。
(2020.1.25)(五條市)



[惣谷狂言-狐釣狂言 3]

(2020.1.25)(五條市)

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初祈祷・らんじょう_金龍寺

新年の初祈祷で「おこない」と言われる行事が都祁地区などで広く行われています。読経の途中で僧侶が「らんじょう」と発せられると、檀家衆が一斉にうるし棒を板に激しく叩きます。地区の安全や五穀豊穣、虫除け、魔除けの意味があるようです。地域により、藤蔓や柳などが使われたり、お堂の外で廊下などを叩くなど様式も様々なものが見られます。


[初祈祷_金龍寺]

金龍寺は、東大寺の末寺。本尊は、延命地蔵菩薩。本堂の1階に先祖霊を祀られていて、その上の中二階のようなところに須弥壇が設けられていますが、あまり見ない構造に思えます。
(2020.1.19)(奈良市)


[らんじょう 1_金龍寺]

読経の途中に2回、僧侶が錫杖を立て、「らんじょう」と発せられると、檀家衆が一斉にうるし棒を板に激しく叩きます。
(2020.1.19)(奈良市)


[らんじょう 2_金龍寺]

檀家衆20人ぐらいで一斉にうるし棒を叩く激しさは凄まじいもので同時に叩く太鼓の音も聞こえないほど。うるし棒は折れたり砕けたりで堂内に散乱。
(2020.1.19)(奈良市)


[らんじょう 3_金龍寺]

飛び散ったうるし棒
(2020.1.19)(奈良市)


[祈祷_金龍寺]

僧侶からのご祈祷。
(2020.1.19)(奈良市)


[牛宝札_金龍寺]

別に供えられた太めのうるし棒に牛玉法印を押された半紙を挟んで持ち帰り、春の苗代に花などを添え水口祭をされます。現在は苗代をされない農家も多く、神棚、仏壇などに納められることが多いようです。
(2020.1.19)(奈良市)

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初庚申_金輪院庚申堂

戦前の庚申の日には門前市も盛んで、大変な賑わいだったそう。その後衰退していたのを、地元の庚申講の方々の熱意もあってが平成17年秋から復活された。庚申の日には法要の合間にイベントも催されている。
年の初めの庚申の日は初庚申として特にお詣りが多いようです。
身代わり猿にはこんな謂われもあるそうです。
人間の体内には「三尸(さんし)の虫」という三匹の虫がおり、庚申の夜に天に昇り天帝に60日間(庚申の日は60日に一回巡ってくる)に起こした人の悪行を告げるという。告げ口されないように「身代わり猿」が「寝ていても寝てないぞ」とおまじないするという。


[護摩供-初庚申 1_金輪院庚申堂]

(2020.1.18)(大和郡山市)


[護摩供-初庚申 2_金輪院庚申堂]

(2020.1.18)(大和郡山市)


[余興-初庚申_金輪院庚申堂]

法要の合間に余興もあって参拝者も楽しげ。
(2020.1.18)(大和郡山市)

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望粥の節句_村屋神社


小正月1/15に小豆粥をいただく風習は今も全国的にあると思います。こちら村屋神社さんでは、その小豆粥と餅片を枇杷の葉に乗せて供えられています。本殿だけでなく境内のあちこち、社家の神棚、台所、戸口などにも。
思うに神饌と言うよりは各お家に伝わる民俗的なものでもあるようです。


[望粥の節句 1_村屋神社]

(2020.1.15)(田原本町)


[望粥の節句 2_村屋神社]

(2020.1.15)(田原本町)


[望粥の節句 3_村屋神社]

(2020.1.15)(田原本町)

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鬼フェスタ_吉野山

吉野山では節分会にあわせその前後の土曜日を中心に「鬼フェスin吉野山」と銘打ったイベントが行われています。旅館に現れたり鬼踊りをしたり、節分のあとの土曜日には奈良のいろんな鬼さんが集まる鬼の夜会が開かれたりと、吉野山の節分は盛り上がります。


[鬼フェスタ 1_吉野山]

旅館になだれ込む鬼たち。宿泊者もペインティングしてもらうようなこともなさっています。
(2020.1.18)(吉野町)


[鬼フェスタ 2_吉野山]

(2020.1.18)(吉野町)

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綱掛け神事_稲渕

村に悪霊が入り込まないように村の出入り口の道や谷に綱をかける行事は県内に多くみられます。その綱の作りや綱に吊るものも、御幣をはじめ、松枝や榊などいろいろ。形もフングリと呼ばれるものや、房状、すだれ状、タコアシ状のものなど多様。
明日香の稲渕集落では男性シンボルを付けた雄綱、栢森集落では女性シンボルを付けた雌綱が掛けられます。


[綱掛け神事 1_稲渕]

(2020.1.13)(明日香村)


[綱掛け神事 2_稲渕]

竹串にミカンをつけた祈願札が神饌として神事の行われる神所橋の欄干にたくさん供えられ、参拝客にお下がりとして配られます。
(2020.1.13)(明日香村)


[綱掛け神事 3_稲渕]

(2020.1.13)(明日香村)


[綱掛け神事-準備_稲渕]

今年は閏年で雄綱のシンボルを絞ってある鉢巻状の縄は13本とされます。
(2020.1.13)(明日香村)

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綱掛け_栢森



[綱掛け-準備_栢森]

村の集荷場で綱、雌綱のシンボル作りが行われます。
(2020.1.11)(明日香村)


[綱掛け 1_栢森]

雌綱を村の入口の福石のある綱掛け場へ運びます。こちらでは僧侶による祈祷が行われます。
(2020.1.11)(明日香村)


[綱掛け 2_栢森]

(2020.1.11)(明日香村)


[綱掛け 3_栢森]

(2020.1.11)(明日香村)


[綱掛け 4_栢森]

両岸高台に綱の両端を結び完成。昨年の古い縄はトンドで燃やされます。
(2020.1.11)(明日香村)


[綱掛け 5_栢森]

(2020.1.11)(明日香村)


[綱掛け-雌綱のシンボル_栢森]

(2020.1.11)(明日香村)

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トンド_別所

小正月(15日頃)に正月や旧年の縁起物などを燃やしたり、火をいただいて帰り灯明や炊飯に使われるなど地域により様々。


[トンド 1_別所]

二上山バックに。
(2020.1.13)(橿原市)


[トンド 1_別所]

耳成山バックに。
(2020.1.13)(橿原市)

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蛇送り_南之庄

年の初めに祈願される「初祈祷」の行事ですが、この初祈祷のありようも地域により様々で興味津々です。
ここのはいわゆる綱掛け、勧請縄ですが、蛇がドグロ巻いたように仕上げられ、祈祷の後、村の中を「祝おう!祝おう!」と言いながら担いで廻られます。途中祝儀を戴くお家や事業所などへは蛇を中迄入れられます。

村人に出会うと蛇に咬ませたり、脅したり邪を払いながら巡行されます。最後にむらの西端にある小さな祠のところに安座されます。
2015年分とあわせてご覧ください。


[蛇送り 1_南之庄]

藁で編んだ蛇を拝殿中央に据え、集落の除災、平安を願って神職により一年最初の祈祷を行います。
(2020.1.12)(奈良市)


[蛇送り 2_南之庄]

蛇をかついで集落巡行に向かう村役さんたち。
(2020.1.12)(奈良市)


[蛇送り 3_南之庄]

都介野岳(都祁富士)を背に集落の田を巡る一行。
(2020.1.12)(奈良市)


[蛇送り 4_南之庄]

集落内を、「祝おう〜祝おう〜」と言いながら巡行していきます。
(2020.1.12)(奈良市)


[蛇送り 5_南之庄]

途中村人に出会うと頭から被せたり脅したりしながら「祝おう〜祝おう〜」と邪気を払います。
(2020.1.12)(奈良市)


[蛇送り 6_南之庄]

(2020.1.12)(奈良市)


[蛇送り 7_南之庄]

集落の西端に祀る小さな祠のところに頭を西方に置き安座します。。
昨年の古い蛇も朽ちてはいますが形は残っておりその上に乗せられます。
(2020.1.12)(奈良市)

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河合の弓引き行事_景徳寺

年初の薬師堂会式(八日薬師)の際に行われる弓ひき行事。弓矢祭、弓打ちとも呼ばれている。
平家一族の往時を偲び武備を怠らなかったなどという謂われがあり、弓矢の鍛錬は徳川政府を慮って薬師の祭日である八日の儀式に名を変えて正月中の最重要行事として、伝承され今日に至っていると景徳寺寺伝に伝わる。弓の作法も極めて古い型を保つもので、的の作り方ひとつにもしても古俗を伝え、民俗的にも貴重なものである。
県指定無形民俗文化材。
2016年分とあわせてご覧ください。


[弓引き行事 1_河合]

弓の引き手は4人からなり、禰宜(ネギ)と呼ばれる1年目の少年を真ん中に、上殿(カミドノ)、下殿(シモドノ)と呼ばれる2.3年目の少年の三人が弓引きを行います。古式にのっとり40メートルほど先の的に放ちます。 (2020.1.8)(上北山村)


[弓引き行事 2_河合]

(2020.1.8)(上北山村)


[弓引き行事 3_河合]

最古参の4年目の射手は紋付袴に烏帽子姿の射返し(ユリカエシ)と呼ばれ弓打ちの先導を勤め、これを勤めあげて一人前とされた。少年から青年への通過儀礼としての意味もあったと思われる。最後にすでにその役を終えている青年の先輩(スケダチ)とともに矢を射ます。
(2020.1.8)(上北山村)


[矢立ちの儀_河合]

弓打ちに先立ち、短刀を抜いて「矢立ちの儀」を行い、弓矢を手に景徳寺裏の射場へ赴く。
(2020.1.8)(上北山村)


[水垢離 1_河合]

この日の未明(5時)に射手とネンニョと呼ばれる頭屋の代理人らが八坂神社下の小橡川で(水垢離)が行われます。厳寒の中素っ裸で入り合掌して禊をします。
(2020.1.8)(上北山村)


[水垢離 2_河合]

水垢離に向かう一向
(2020.1.8)(上北山村)


[的場の祈祷_景徳寺]

弓打ちの前に景徳寺の住職により祈祷が行われる。読経のあと、小さな梅の矢で正面左右と三方に6本の弓を射る。前日に的組み(的踏みともいわれる)が行われます。薄く剥いだ杉材を網代に組んで直径約1.5メートルの的を作る。これに柳を焼いて砕いた炭で三重の円を描き、縁をタク(楮)の皮でかがる。弓が的に命中すると、黒い煙状の粉が舞い上がります。
(2020.1.8)(上北山村)


[矢立ちの宴_河合]

水垢離を終えて頭屋に帰ると熱いぜんざいをいただき、そののち場所を変えて、頭屋が関係者(村のほとんどの家)を招き、「ヤダチ(矢立ち)の宴」が行われます。この宴では射手の子供4人が正客で大人が接待をされます。宴で歌われる唄は村に伝わる「ヨイサー節」と決まっていて(歌詞はアドリブもあり)、順番に指名された人が歌い継いでいきます。その度にチョコ7〜10杯ぐらいのお酒を飲まされます。(もちろん成年のみ)
(2020.1.8)(上北山村)


[御供撒き_河合]

(2020.1.8)(上北山村)

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オコナイ_北今西


「オコナイ」はおおよそ新年1月から3月ごろに行われる宗教民俗行事で、近畿、北陸、東海地方に多く行われているようです。その意味するところ、行事の内容など様々で、一概に説明のつかないほど多様なものです。多くは、村落の平穏、五穀豊穣祈願を願うもので、あわせて青年の大人入りや元服を祝うことが多いようです。修正会、修二会などの中で行われることも多く見られます。
北今西のオコナイは作法をはじめ、荘厳や供物などに特徴があり、宗教儀式としても興味つきないものがあります。
天正時代より伝承されています。県指定無形民俗文化材。
2012年分とあわせてご覧ください。


[荘厳_北今西]

(2020.1.2)(野迫川村)


[卯の花_北今西]

竹を5列に割き、その先に卯の花(椿と言う方もおられます)の造花を飾られています。
(2020.1.2)(野迫川村)


[法螺貝_北今西]

法螺貝で始まります
(2020.1.2)(野迫川村)


[宝印かつぎ_北今西]

(2020.1.2)(野迫川村)


[般若心経_北今西]

(2020.1.2)(野迫川村)


[かずら切り1_北今西]

阿弥陀堂で行われる多様なオコナイ行事の中でも、般若心経の途中から始まる青年達による「カズラ切り」は他には例を見ないものです。堂内の貫(ヌキ)に吊り下げた輪状のカズラに丸太を通しワッショワッショのかけ声も勇ましくぐるぐる回ってねじ切りにかかります。以前はふたつのカズラ切りを青年、中老組に分かれて競ったそうですが、今では青年たちによるひとつだけになっています。
(2020.1.2)(野迫川村)


[かずら切り2_北今西北今西]

(2020.1.2)(野迫川村)


[うたよみ_北今西]

(2020.1.2)(野迫川村)


[粟餅の競り1_北今西]

(2020.1.2)(野迫川村)


[粟餅の競り2_北今西]

(2020.1.2)(野迫川村)


[家へ_北今西]

荘厳に飾った卯の花の造花と「ちわ」と言う牛玉札で村の家の数だけ名前入りで祭事中は鴨居に指してあるのをいただいて帰る村人。
(2020.1.2)(野迫川村)

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正月例祭_小原八幡神社

十津川村小原の八幡神社の例祭。
高台に鎮座する神社の階段は狭く急で献饌や神輿のかつぎ出しは見もの。
正月の例祭で神輿のお渡りのある例は少ないのではと思われます。天狗、お多福も出て賑わいます。


[正月例祭_小原八幡神社]

(2020.1.5)(十津川村)


[献饌_小原八幡神社]

(2020.1.5)(十津川村)


[天狗とお多福_小原八幡神社]

(2020.1.5)(十津川村)


[神輿 1_小原八幡神社]

(2020.1.5)(十津川村)


[神輿 2_小原八幡神社]

(2020.1.5)(十津川村)


[神輿 3_小原八幡神社]

(2020.1.5)(十津川村)


[厄除け 1_小原八幡神社]

(2020.1.5)(十津川村)


[厄除け 2_小原八幡神社]

(2020.1.5)(十津川村)

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弓始祭_大和神社


新春恒例の弓始祭。拝殿で無病息災、五穀豊穣を祈年された後、宮司、神社氏子役員さんが弓を引き、地元の中高校生らによる弓打ちが行われます。その後小川原流の古式に則り、奈良県弓道連盟の会員による弓引きがあります。


[弓始祭_大和神社]

(2020.1.4)(天理市)

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除夜の鐘_松尾寺

松尾大社の除夜の鐘つきは、前年の夏の行に参加した子供達がこぼんちゃんの衣装をつけて鐘を撞いて始まります。そのあと一般参拝者が鐘を撞きます。


[除夜の鐘 1_松尾寺]

(2020.1.1)(大和郡山市)


[除夜の鐘 2_松尾寺]

(2020.1.1)(大和郡山市)


[除夜の鐘 3_松尾寺]

(2020.1.1)(大和郡山市)

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追鶏祭_往馬大社


元日の早朝3時に行われる追鶏(とりおい)の神事は和太鼓の合図とともに開始されます。神職が祝詞を奏上した後、二人の神職が行灯を手に、暗闇に包まれた境内の高座で
「この鶏はどこの鶏を追う、大勝院の鶏を追う」
「この鶏はどこの鶏を追う、北条院の鶏を追う」
「この鶏はどこの鶏を追う、往馬神社の鶏を追う」
と掛け声をかけ、鶏を追う所作をしながら三回駆け抜けます。古式ゆかしい素朴な所作で、あっという間に終わります。
神功皇后が出兵される時、同社で一夜兵馬を休め、翌朝、鶏に出兵のトキを告げるよう言われたが鳴かなかったので、出兵が遅れお怒りになり鶏を龍田川に流された。鶏は下の龍田神社の神様に助けられたという謂われの神事。以来往馬では鶏は食べるが飼わない、龍田では鶏は飼うが食べないという伝えがあったという。


[追鶏祭_往馬大社]

(2020.1.1)(生駒市)

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