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登録日:1999.11.15 |
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【再取材】 2012.08.20 【更新】 9回 /協力シート
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由緒 ●御祭神:一言主大神 幼武の尊 本社は雄略天皇が葛城山で狩りをされた時「吾は雖悪事、而一言、雖善事、而一言、言離之神、葛城之一言主之大神なり」 と、この御(神隆)に顕現された神様を御奉斉しています。 延喜五年制定の「延喜式」では名神大社に列し、祈年・月次・新嘗・相嘗・祈雨の お祭りには官幣に領り、文徳天皇をはじめ歴代天皇、特に後光嚴天皇から 神格「正一位」が贈られる等宮人や歌人各階にわたる崇敬の念暑く伝教大師も 入唐に際し祈願された霊験高き最古の神社です。 近世では「いちごんさん」と、呼ばれ一言の願いであれば何事も聴き下さる 神様として、崇め親しまれ広く信仰されており、また全国各地の一言主大神 を御祭神とする神社の総本社であります。 大銀杏 樹齢1200年、別名「乳イチョウ」と呼ばれ祈願すると、子供を授かり お乳が良く出ると伝えられている。 平成9年7月18日保護樹木指定。 ※2012.03に樹木の内部が腐朽が激しく倒伏の危険性があると判断され、主幹や 枝を切除し再生治療を行われています。 以前のような姿ではありませんので、紅葉シーズンは少し寂しい様子かも知れません。 根本には、芭蕉の句碑がある。 彼岸花 お彼岸の時期には、参道の、あぜ道に彼岸花が咲きます。 カメラマンで混雑する時もあって、純粋に参拝者する方は、駐車場の空きなどの注意が必要です。 蜘蛛塚 僧侶に化身して源頼光の病気見舞に行った害悪の権化土蜘蛛は、見破られると、「汝知らずや 我むかし葛城山に年を経し土蜘蛛の精魂なり」と大見栄を切り、千筋の糸を投げかけて 頼光を巻殺そうとした。 頼光は枕元の膝丸の名剣で切りつけ、四天王渡辺綱たちは血の跡を追い蜘蛛の棲家をつきとめて 退治した。その所に、「頼光朝臣塚」の碑があり、謡曲はこの説話をもとにつくられた。 後世、その塚の辺りから発掘された筒石を庭に置くと、家運は傾き、病人が続出する有様に、 またもや蜘蛛の祟りかち恐れ、これを安置して土蜘蛛灯籠として供養すると騒ぎは治まったという。 そのように京でで暴れた土蜘蛛も、今はもとの大銀杏の木陰の棲家で静に眠っている。 奈良交通 奈良交通「名柄」下車、徒歩15分。 |