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登録日:2006.10.19 |
清 潔 度: 混 雑 度: 紙 有 無: 悪 臭 度: 総 合 点: |
【再取材】 2022.06.27 【更新】 6回 /協力シート
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駅舎は味わい深い 先述のように駅の管理はJRですが、和歌山線の現状では大改良する資金を出してもらえないために、国鉄時代の駅舎が平成も終わろうかという今になっても残されています。 ローカル線の駅でも自治体の手で建て替えられるか、駅舎そのものが撤去される事が増えてきているだけに貴重になりつつあります。 だからなのかも しかし、国鉄時代のままなのは駅舎だけでなく駅構内も駅名板を除いて殆どそうです。 という事は、バリアフリーなんて単語と無縁な状態です。 つまり、段差上等・エレベーター皆無・階段は急という、国のバリアフリー化方針に喧嘩を売っている(?)状況です。 これまた貴重 2番線・3番線ホームに待合室が設置されており、その待合室に売店も併設されています。 柿の葉寿司も取り扱いしており、それ以外も狭い空間なりに品揃えはそこそこ良いので、飲食に困った時には有難いです。 売店も消滅したりコンビニ化したりしているだけに、地元客と店員が世間話するような長閑な風景も貴重なものになりつつあります。 主要駅の名残 JRだけで見れば地方の主要駅によくある2面3線になっていて、退避・折り返しにも対応出来るようになっています。 しかし、今のダイヤはラッシュ時でも毎時2本しか走っていないので、その余裕がある配線や駅構内に残る貨物側線跡地は有効利用されていると言えず、凋落ぶりを晒しています。 ちなみに待避線である5番線は臨時列車が稀に入線するため、普段は線路の錆取りを兼ねて1本だけ発着列車が設定されています。 ぜひ願う橋上駅舎化 地元の要望ではなく個人的要望ですが(苦笑)、駅構内に余裕があり過ぎる現状を考えても駅構内整理を兼ねて橋上駅舎化して欲しいところで、今のダイヤなら1面2線で十分に捌けます。 稀にある臨時列車対策は、駅南部に有り余る貨物側線跡地に引上線を1本整備すれば事足ります。 近鉄 VS JR 当駅前後は近鉄・JRともカーブが連続していますが、その理由は両者で違います。 JRは勾配と地形の関係ですが、近鉄は歴史的経緯で吉野口に寄るようになったためです。 そのため、近鉄の方が急カーブが多くなっています。 ただし、車両性能は近鉄の方が勝っています。 そのため、線形は良いが車両性能が悪いJRと線形は悪いが車両性能が良い近鉄との間で、 上手くダイヤが合えば見事なデットヒートを繰り広げます。 子供達がその後継を見て楽しんでいるのは微笑ましいですが、もう少しどうにかならないかと思ってしまいます。 近鉄吉野線 阿倍野・橿原・京都・吉野方面乗り換え。 御所市コミュニティーバス ひまわり号東コース 「吉野口駅」停留場より乗車可能。 |