御所市
駒形大重神社
登録日:2001.11.18

混 雑 度: ●
紙 有 無: ●






【再取材】 2021.03.21 【更新】 3回 /協力シート
:個室1、小便器1、手洗い1。
駒形大重神社のトイレ。
男女共同の汲み取り式便所でしたが、トイレ建て替えで、洋式の水洗トイレに改装されております。
場所的に、下水は無理で、浄化槽が埋められていました。
場所は、境内鳥居の右手奥にあります。
WC表示も数カ所掲示があり、とても親切です。
再取材までの歳月はあまりにも長すぎ、当時の葛城古道を訪れる観光客に変化が出て、トイレ事情も改良せざるを得ない状況になったと思われます。
軒を上がり、スリッパに履き替えての利用です。
土足厳禁となっていますので、ハイキングで大きな靴を脱ぐのが面倒でも、マナーは守りましょう。
一段、足置きもありますが、お年寄り、足の不自由な方は、大変でしょう。
内装は木材を利用した暖かい雰囲気です。
細長いトイレは、一番手前が、洗面1となっております。
その次に小便器は1器。
一番奥は、個室1室あります。
個室には、ペーパーがダブルフォルダーでとても安心です。
以前はティッシュ箱が、申し訳程度においてある程度でしたが、かなりの改善ですね。
この辺りは、民家も少しありますが、イノシシが出没する可能性もあります。
気性の荒い野生動物には充分注意が必要で、トイレに逃げ込むのもひとつの手段です。
memo
トイレ前に段差あり。
手すりの設置はありません。



由緒
10世紀初頭に醍醐天皇の勅命により、藤原時平が編纂した「延喜式」神名帳に記載された神社です。
かつて駒形神社と大重神社は、別々に祀られていましたが、明治40年に合祀されました。
駒形神社の祭神は、村人には木股と呼ばれていますが定かでない。
大重神社の祭神には葛城雅犬養連網田が祀られています。
祭神は「葛城稚犬養連網田」で、645年6月12日に飛鳥板葺宮の大極殿で蘇我入鹿が暗殺されたとき、中大兄皇子から入鹿を暗殺せよと命じられた刺客です。
また「延喜式」を編纂の時、犬養を大重と書き間違えたのではないかとも言われています。
また他の説では楢原氏の祖先の滋野貞主がまつられているのではいかとも言われ、定かではありません。
楢原氏は中世の豪族で、春日若宮の祭礼に流鏑馬を奉納するほどの南都の盟主でした。
行事
夏季大祭:7月13日
秋季大祭:10月16日

奈良交通
近鉄御所線御所駅より、奈良交通「櫛羅」下車南へ約20分。