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登録日:2008.04.25 |
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御祭神 (右殿)伊弉册尊、(中殿)伊弉諾尊、(左殿)速玉尊。神話唯一の夫婦神と御子を祭り 三社権現にて、滝倉権現、滝倉明神、滝倉大菩薩と呼ばれる。後に毘沙門天・疱瘡神を合祀。 由緒 元長谷八郷の鎮守、地主神にて天慶九年(946)「長谷寺霊験記」に滝倉権現のお告げに依り大泊瀬山を「与喜地」・「与喜山」として菅原道實公に 譲られたとの夢物語が書き残され、以来滝倉を「本地主神」,与喜山を「今地主神」と云われた。 長谷寺の奥の院と称し,古来より信仰深き神社にて長谷寺へお詣りしても当社へ参詣しなければ御利益は半減すると伝えられる。 鎌倉初期・保延四年(1138)に書かれた「長谷田ら観音記」に美福門院(七四代鳥羽天皇妃)長谷寺に参詣、夢のお告げにより 滝倉権現の尼の力で姫を若宮(七六代近衛天皇)と取り替えて貰ったという誕生の秘密が記されて有り、院はお礼に「滝倉の拝殿を営作す」と有る。 尚、「萱山玉石集」には、当山を滝倉大菩薩と云う三社有り「新宮権現」は女体柔和の姿、本地「薬師如来」・「滝倉権現」は老父の形・ 本地「虚空蔵菩薩」・「石蔵権現」は比丘の姿、本地「地蔵菩薩」と有る。 権現桜 樹齢400年の枝垂れ桜がある。 行事 2/10春祭り、2月第1月曜日 御分霊還幸祭(御頭渡し)、2月第2日曜日 御分霊頭屋入祭(御注連入り)、 7月14日 御分霊御出入祭(夏頭屋)、 10月9-10日 秋例大祭 自動車のみ 以前運行されていた市営バスの廃止で、徒歩での 参拝は難しい。県道38号より神社へ。 |
■瀧蔵神社社そう 瀧蔵神社の社そうは、面積約41300m2。北東から南西にかけての急斜面に、海抜約445mを頂点として 330m付近までシイやカシが優占する暖帯性の極相林が広がる。森林の斜面上方は、ツブラジイ (コジイ)、下方はシラカシが優占し、他にウラジロガシ、アラカシ、モチノキ、サカキを 混生し、また、落葉樹であるクマノミズキ、タカオカエデをわずかではあるが交えている。 本社そうは、この地域の典型的な極相を示す極めて学術的価値が高い森林である。 なお、社務所前庭の石垣上に生育するエドヒガン系のシダレザクラは、樹高が4.2mで 地際から1.5mでの幹廻りは3.01mあり、樹勢は良く、開花時は見事であり、学術的価値は高い。 |