油天神山 |
学問の神様、菅原道真を社殿に祀る山です。社殿両脇の随身の板絵は駿河台狩野家の祖、狩野益信の筆とされるものです。この山で素晴らしいのは、「宮廷宴遊図」見送で、その絵柄の少しとぼけた人物の表情が、巡行を見守る観客に愛嬌を振りまいています。この西洋風のタペストリーは、実は江戸末期に西陣で織られたものといわれており、謎に満ちた逸品です。 |
天神山は古くから2基あるが、下京区油小路通綾小路下ル風早町のこの山は油小路通にあるところから油天神山と呼ばれる。また勧請(かんじょう)の日が丑の日であったことから別名「牛天神山」ともいわれている。過去に天明の大火(1788)、元治の兵火(1864)と2度の災難に見舞われているが、人々の努力によりその都度復興し現在に至る。特に天明の大火の時は、後に町名の由来ともなった風早家という公家が復興に力を尽くしたといわれ、社殿には風早家伝来の木彫彩色天神像を安置する。 |
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