函谷鉾
函谷鉾は、四条通烏丸西入の函谷鉾町の鉾で、応仁の乱以前に起源をもち、また、くじ取らずの鉾として、鉾では長刀鉾に次いで第二番目に巡行します。

中国の故事が鉾命名の由来で、それにより昔は「かんこくぼこ」と呼ばれていました。インド緞通や中国緞通の胴掛、弘法大師筆になる見送、明治画壇の巨匠、今尾景年筆の屋根裏絵画、近世の染織家、山鹿清華や皆川泰蔵の懸装品(けそうひん)など、時を超えて世界中から集められた優れた装飾品の多い鉾です。なかでも重要文化財の前掛は函谷鉾の至宝です。

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