占出山 |
安産の神、神功皇后が御神体であることから、山鉾巡行のくじ順が早いとその年のお産は軽いなどといわれ、くじ順を身重の女性が気にする山です。安産御礼として女院や公卿の姫君などから寄進された衣装には名品が多いため、「占出さんは1番の衣装持ち」との評判も高くなっています。「36歌仙図」水引、「日本3景」の前掛、胴掛など優れた懸装品(けそうひん)を持ち、染織品に特徴のある山です。 |
神功(じんぐう)皇后が外征に際して、肥前松浦の玉島川で縫針を曲げて釣針とし、裳(も)の糸を抜いて釣糸として鮎を釣り、戦勝の兆にしたという、日本書記の話を趣向にした山で、『鮎釣(あやつり)山』とも呼ばれる。神功皇后の御神体は顔に面を付け黒髪を長く垂れ、金の烏帽れを直したという、浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)のを重ね、右手に釣竿を持ち、左手には釣り上げたばかりの四十cm程の鮎を持っている。船鉾と同様に御神体に多くの岩田帯を巻いて巡行し、後で安産御腹帯として授与される。 |
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