近撮_2011.8
このページには最近作を月ごとに撮影順に区分なしで掲示し、
掲載後に順次、「風景」「行事・祭」「花ごよみ」「桜」「鹿」などに区分して掲示します。
(取り急ぎにつき、ラージサイズにならないもの、コメントの無いものもありますが順次追加します)
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立山祭_大垣内

専光寺(地蔵堂)で毎年8月24日に行われる地蔵盆の祭。地域住民によって行われてきた伝統の行事で、「作り物」を飾る。作り物は公民館・新築の家・婚礼のあった家などを会場(今は必ずしもそうでもない)として、その年に話題となった出来事や有名になった人物を取り上げておもしろおかしく飾り付け、話題性を盛り上げる物である。これを建てないとフジイル(病気や事故が起きる)と言われ、近隣からも見物人が多く集まる。立山祭の由緒は、江戸時代に流行した疫病の身代わりとして立て始めたとする説や、中世「見立山武士」と呼ばれた土豪細井氏が元禄年間に武士の名残を偲んで武者人形を立てたのが始まりとする節など、さまざまに語りつたえられている。(案内看板より抜粋)
(町の無形民俗文化材)


[立山1_立山祭_大垣内]

今年は定番の竹取物語の他計6つでしたが、時世の話題の作品の他に、この地で行われていたという雨乞いの行事「太郎さんの雨乞い」も展示されていました。専光寺にある「太郎さん」と親しまれた藤原時代の作と言われる木造の仏像を雨乞いに池に投げ入れ、雨が降ると引き上げ大切に祀ったと伝わる行事に由来するもの。この行事は昭和35、6年頃まで行われていたそうです。
(2011.8.24)(広陵町)


[立山2_立山祭_大垣内]

毎年大河ドラマものは展示されているようです。今年は傍に東日本大震災の義援金箱をおいておりました。
(2011.8.24)(広陵町)


[立山3_立山祭_大垣内]

英国の皇太子の婚礼「ロイヤルウエディング」。古い旧家の玄関に作られていましたが、そのミスマッチなのもこれまたおもしろいものです。
(2011.8.24)(広陵町)

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踊り念仏_木津川

風鎮めとお盆行事が一体のものになったのではないかと言われている祈祷念仏。東吉野地域で広く行われていたそうですが、現在は木津川(こつかわ)の薬師堂にのみに伝わっています。
(県の無形民俗文化材)


[踊り念仏_薬師堂_木津川]

僧侶の読経に会わせ、村人達が般若心経を何度も繰り返し唱えます。その後、直会なおらいが賑やかに行われます。酔いもまわり佳境に入った頃から薬師堂の中央に大太鼓を据え、真っ赤な木魚と鉦を手にした二人がご婦人方を中心に全員で抑揚をつけて唱える「な〜あんぶつ な〜あんぶ〜つ」にあわせ陽気に踊ります。
(2011.8.18)(東吉野村)

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一万度ワーイ_切幡

稲の実り始める頃の二百十日(平年9/1)あたりに大風が吹かないようにと大和の各地でも風の祈祷が行われます。夜にローソクを立てて明かりが風で消えないように番をしながら祈祷されるのが多いようですが、ここ切幡の神明神社の風祈祷は少し趣が変わっていて、全員で神に向かって祈祷したあと、境内に榊の小枝を2本立て、その廻りを村神主の発声に合わせ「イチマンドワーイ」と両手を上げて廻られます。2〜3周であっという間に終わりますが、素朴でめずらしい祈祷です。


[一万度ワーイ_風祈祷_神明神社]

(2011.8.17)(奈良市山添)

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灯籠流し_率川

率川の中に設えられた船形の島に祀られた地蔵さんには真っ赤な前垂れが掛けられています。地元の方は行き帰りに、旅人たちも珍しさもあってか橋の上から拝んで行かれます。お盆の終わる頃、このあたりで燈籠流しが行われます。花火で供養します。


[灯籠流し_率川]

(2011.8.16)(奈良市)

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阿礼祭_売太神社



[阿礼様音頭_阿礼祭_売太神社]

古事記の語り部であったという稗田阿礼を祀る売太神社。神前で阿礼の徳を称え、偲ぶ稗田舞が巫女により奉納された後、地元の子供らによる阿礼様音頭が舞われます。浴衣の下に真っ赤な蹴出し、赤い緒の草履、輪になって踊ります。
(2011.8.16)(大和郡山市)

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千燈明_往馬大社



[千燈明1_生駒大社]

(2011.8.15)(生駒市)


[千燈明2_生駒大社]

(2011.8.15)(生駒市)


[神楽_千燈明_生駒大社]

巫女神楽の終わりに湯立てがあります。ただし拝殿の上でなさるので、お湯ではなくキリヌサ(紙を切ったもの)を湯の代わりに撒かれます。あまり他では見ない所作。
(2011.8.15)(生駒市)

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ホーランヤ火祭り_東坊城

東坊城町の八幡神社、春日神社を中心に毎年8月15日に行われる盛大な火祭で、町内の6つの小字から大小それぞれの松明に火をつけ、持ち寄って行われます。松明の大きなものは長さ4m・直径2m・重さ500kgもある巨大なものです。この行事は、1年を2期に分けて考えていた古い時代に、正月の左義長(さぎちょう)火祭と対称とされる後半期初頭の火祭で、生活安泰のために災厄を祓う行事でありました。それが盆行事と結びついて、盆の火祭となり、他地方の盆の柱松明と同じ性格をもったものです。 (橿原市のHPより転載)
(県の無形民俗文化材)


[ホーランヤ火祭り1_東坊城]

(2011.8.15)(橿原市)


[ホーランヤ火祭り2_東坊城]

(2011.8.15)(橿原市)

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盆踊り_十津川

十津川では盆踊りが集落ごとに中世以来の踊りと言われる風流踊りの流れの「大踊り」が伝承されています。
「武蔵」「西川」「小原」「平谷」などそれぞれに特徴もありますが、多くは男も女も扇を持ち、何人かの男は太鼓を叩きながら踊るのが特徴のようです。
西川の盆踊りは2007年のこちらを御覧ください。


[大踊り_武蔵]

武蔵集落はかなり高地にあり、廃校になっている小学校の跡地で大踊りが行われます。どさくさ踊りがひととおり終わったところで、クライマックスの「大踊り」が始まります。太鼓を持った男、それをバチで叩く男、扇子で舞う踊り手、その間を切子灯籠を持って走り回る人や子供。音頭や囃子、かけあいの声で賑やかに盛り上がります。昔は一休みしたあと、何度も繰り返し朝まで踊っていたこともあるとか。
(国の重要無形民俗文化財)
(2011.8.14)(十津川村)


[餅つき踊り_平谷]

平谷集落では平谷踊りの中で餅つき踊りが行われます。中央に臼を置きふたりの若い女性が餅つきの所作で踊り、ぐるりを杵を持った男、その外を扇を持った人たちが輪になって踊ります。
(2011.8.14)(十津川村)

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六齊念仏_八島

8月には各地でいろんなお盆行事が行われますが、六齊念仏もそのひとつ。奈良県では東佐味、東安堵と八島の3箇所の六齊念仏が無形民俗文化財に登録されています。念仏講の方が各お家の仏壇の前で鉦、太鼓を鳴らして六齊念仏を唱えられます。
東安堵の六齊念仏はこちらを御覧ください。


[六齊念仏1_八島]

7日はお寺(今は集会所になっています)で六齊念仏。
(2011.8.7)(奈良市)


[六齊念仏2_八島]

13日は初盆の六齊念仏の日。新仏さんのお家を廻られ六齊念仏を上げられます。
(お願いして撮らせていただきました。ご真影はボカしてあります)
(2011.8.13)(奈良市)


[八島郷の夕景_六齊念仏の日]

(2011.8.13)(奈良市)

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墓会式_八ヶ郷

川西の八ヶ郷の盆供養ではお墓に灯火が供えられます。それぞれの墓地に108本のローソクを灯しご家族の皆さんがお参りされ、その間を僧たちが般若心経を唱えながら回られます。広大な墓地いっぱいが火の海の様になります。夜店も出て賑やか。


[墓会式1_八ヶ郷]

(2011.8.11)(川西町)


[墓会式1_八ヶ郷]

(2011.8.11)(川西町)


[墓会式1_八ヶ郷]

(2011.8.11)(川西町)


[お供え_墓会式_八ヶ郷]

(2011.8.11)(川西町)

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七日盆_向渕

向渕(むこじ)の正定寺(しょうじょうじ)ではお盆の7日に七日盆の法要が営まれます。この一年間に亡くなられた方の分骨を正定寺の廟所に納骨されます。喪主は裃を着け住職を先頭お身内の方と山のてっぺん部にある廟所まで行列されます。


[七日盆1_向渕]

(2011.8.7)(宇陀市室生区)


[七日盆2_向渕]

(2011.8.7)(宇陀市室生区)


[納骨法要_七日盆3_向渕]

(2011.8.7)(宇陀市室生区)

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百日紅_当麻寺

盛夏に咲く百日紅(さるすべり)。猛暑な中、暑いときは暑いところへ行け!と当麻寺の百日紅を撮りに行って来ました。暑さに似合う花です。


[百日紅1_当麻寺]

(2011.8.3)(葛城市)


[百日紅2_当麻寺]

(2011.8.3)(葛城市)

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