聴き合い、学び合う教室を目指して

 

「先生、どうして、何のために勉強するの?」
「それはね、みんなが幸せになるためだよ。」

さまざまな人々や多くの意見に出会うことは、自分自身のものの見方や考え方を豊かにします。そのことは、他者のつながりの中にある自分の存在に気づくこととなり、自他の権利を尊重しながら身の回りの社会に積極的にかかわっていこうとする力となっていくとわたしたちは考えます。

 

「先生、きょう、となりの友だちが、自分の考えを聴いてくれたよ。」
「うれしいね。それでみんなも、しっかり考えていたね。」
「このつぎは自分から訊いてみたいな。」

自分が大切にされることで自分を肯定的にとらえ、友だちの良さやちがいを認め合うことで、互いの人権を尊重し合う豊かな感性が培われるとわたしたちは考えます。