シルバースラッガー賞

　シルバースラッガー賞は、ゴールデングラブ賞に対抗して、打撃優秀の選手をポジション別で選出するものです。

　今回は、珍しくゴールデングラブに先立って、2003年度のシルバースラッガー賞を勝手に発表しました。

2003年度シルバースラッガー賞

両リーグ総合

　投手はT.ムーアとブロックの一騎打ち。打率はムーアが上だったが長打率・塁打・本塁打で大きく上回ったブロックが制した。

　捕手は城島が圧勝。パに敵はなく、セも矢野輝弘・古田敦也らを各部門で圧倒、やはり大差をつけた。

　一塁手もカブレラが圧勝。セはT.ウッズとG.アリアスが激しく争ったが、カブレラに比べると差は大きかった。

　二塁手は昨年と替わって井口が今岡に大きく水をあけた。打率こそ拮抗したが長打率・本塁打・打点などで井口が上回った。

　三塁手はセを制したベテラン鈴木健もいい数字を出したが、長打率・打率・本塁打と小笠原の壁は破れなかった。

　遊撃手は例年ほどの差こそつかなかったが松井が快勝。シーツと二岡智宏の熾烈な争いも、松井の前には一歩及ばなかった。

　外野手はラミレス・ローズ・和田・福留孝介の争い。ラミレス・ローズがやや抜け、最後は和田が長打率で福留をかわした。

　指名打者は有力な候補がおらず、38試合出場ながら他に大きく差をつけたフェルナンデスが受賞した。

　なお、リーグ別の選出は以下のとおり。

セントラルリーグ

パシフィックリーグ

　選考基準は以下のとおり。

• 候補選手は、規定打席到達者及び、各球団それぞれにおけるポジション別(外野は3ポジションの総計)の最多出場選手(外野は3人まで)。ただし、投手は各球団の先発投手より適宜選出される。
• 上記により選ばれた候補者より、各ポジション別に打撃成績を検討する。
• 打撃成績の中でも重視されるものとして、長打率、塁打数、本塁打、打点、打率などが挙げられる。
• 結果最も打撃成績優秀と見とめられた選手を選出する。