近撮_2014.10
このページには最近作を月ごとに撮影順に区分なしで掲示しております。
(取り急ぎにつき、ラージサイズにならないもの、コメントの無いものもありますが順次追加します)
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戸閉て祭り_櫛玉比女命神社

弁才天、南、的場、萱野の四大字のだんじりが伊勢音頭を唄いながら巡行します。宵宮の櫛玉比女命神社への宮入りは豪壮で、早打ちの太鼓と鉦の音とともに一気に拝殿に突っ込みます。名前の由来は村のみんなが戸を立てて(閉めて)祭りに参加したことによるとのことですが諸説あり定かではないようです。
2013年の写真参照



[宵宮1_櫛玉比女命神社]

軽快な鉦と太鼓に合わせて拝殿めがけて勢いつけて走り込みます。拝殿の階段の寸前で階段にぶつかるように止まります。
(2014.10.31)(広陵町)



[宵宮2_櫛玉比女命神社]

伊勢音頭で意気をあげ、そのまま拝殿に駆け込み重なり合って巫女さんのお祓いを受けます。
(2014.10.31)(広陵町)



[青年団長_櫛玉比女命神社]

(2014.10.31)(広陵町)



[お祓い_本宮_櫛玉比女命神社]

(2014.11.1)(広陵町)



[お神酒_本宮_櫛玉比女命神社]

(2014.11.1)(広陵町)


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ささいわ祭り_千股

千股地区に伝わる伝統行事。夕暮れの頃、東西二つの集落の上手から100メートルぐらいある川と田をはさみ、松明を持ってお互いに相手に悪口(東の国のコウバシグイ、西の国のセンチムシ)を言いながら下ります。村の下方の橋で合流し、川原に松明を投げ込みます。その後、村人たちは山の神にお参りされます。起源などがよく伝わっていません。昔は子供の松明行列だったそうですが今では子供も少なく大人の方が多いようです。
2007年の写真参照



[ささいわ祭り1_千股]

(2014.10.26)(吉野町)



[ささいわ祭り1_千股]

(2014.10.26)(吉野町)



[ささいわ祭り1_千股]

(2014.10.26)(吉野町)


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秋祭り_糸井神社

糸井神社は結崎宮とも呼ばれ春日大社傘下の由緒ある古社。結崎五垣内(市場、中村、辻、井戸、出屋敷)五組の当家はそれぞれ春日大明神、事代主命、大国主命、住吉大神、稲荷大明神の五分霊を各々一年間祀ります。祭りの前二週間当主宅でお仮屋を祀った後、当主の神さんを先頭に稲霊「みきいない(柳、神酒、稲束、カマス)」と御幣を持って、神社へお渡りが行われ、奉弊神送り神事が行なわれます。宵宮、本宮ともお渡り・神事が行なわれますが御幣と神酒の色が異なります。
2007年の写真参照
なお、糸井神社には古い絵馬が何枚か掲げられています。それぞれにその時代の民俗の様子がわかる貴重な資料です。このページの一番下にアップしてあります。



[奉幣神事_糸井神社]

(2014.10.26)(川西町)



[当屋神事_糸井神社]

(2014.10.26)(川西町)



[祈祷1_糸井神社]

(2014.10.26)(川西町)



[祈祷2_糸井神社]

(2014.10.26)(川西町)


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田原の火祭り_菅原神社

田原菅原神社の秋祭り。夕暮れに集落の上地区と下地区の当屋さんから村の中程の高台に鎮座する菅原神社まで大きな松明を先頭にお渡りが行われます。松明は長さ7メートルの竹を結わえた大きな松明。頭屋さん、御供担ぎが続き、村人が提灯を手に手に続きます。
2013年の写真参照



[田原の火祭り_菅原神社]


当屋さんの庭先で点火、二度三度と高く放り上げて出発。「カイト、ヨイト」のかけ声で神社へ向かいます。
(2014.10.26)(宇陀市)


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唐傘祭り_大輪田

大輪田春日神社の秋祭り。宵宮の境内に提灯と提灯台が並びます。提灯には唐傘が付けられています。提灯台は各大字から持ち込まれ献灯されます。昔にはこの唐傘のついた提灯を村の辻々に立てたとのこと。



[唐傘祭り1_大輪田]

(2014.10.25)(河合町)



[唐傘祭り2_大輪田]

(2014.10.25)(河合町)



[唐傘祭り3_大輪田]

(2014.10.25)(河合町)


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秋祭り_神波多神社

山添村中峯山の一段高いところに鎮座する神波多神社の秋季例祭、神幸祭とも呼ばれ、旧波多野村16大字の大きな祭。神事のあと獅子神楽などの奉納があり、その後村はずれの御旅所までお渡りがあります。今年?から御輿を小さくされていました。木晒の大きな幡も略されていました。それでも獅子舞を先頭の行列は圧巻。
2009年の写真を参照




[秋祭り1_神波多神社]

2014.10.25)(山添村)



[秋祭り2_神波多神社]

参列者にお神酒と雑魚が振る舞われます。
(2014.10.25)(山添村)



[秋祭り3_神波多神社]

オジイと呼ばれる翁、天狗、鬼なども参列。
(2014.10.25)(山添村)


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花傘祭り_小名

山の上の小名牟遅・春日神社の秋祭り。小名の上と下出垣内の当屋の庭先に花笠を立て、玄関で村人たちによる千本餅搗きが行われます。翌日神社へ担ぎ上げ、祭礼の後、この花笠をばらして取り合いになり、それぞれが家に持ち帰られます。
今年は、当屋さんの都合で上下合同で公民館で餅搗きをされていました。
2008年の花笠祭り



[花笠祭り_小名]

当屋の庭先に立てられた花笠。
(2014.10.24)(吉野町)



[千本搗き_花笠祭り_小名]

伊勢音頭を唄いながらの千本搗き、最後は高く持ち上げ臼に落として搗き上がり。
(2014.10.24)(吉野町)


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御輿渡御_都祁水分神社

都祁友田にある都祁水分神社から小山戸山口神社へのお渡り。
飛鳥時代に、小山戸の都祁山口神社の地に創祀されましたが、後に現在地(友田)の水分神社に遷座されたと伝わります。このことから例祭の前日(宵宮)、故里である山口神社に渡御し、一夜明けて水分神社に還幸することが慣例となったようです。親しみを込めて「神さんの里帰り」と云われています。
一説には、水分神社の秋祭りの前日に、男神さんが小山戸山口神社の女神さんのところへ出向かれ一泊され翌日に都祁水分神社へお戻りになるとも言われています。
本祭のお帰りになるお渡りは、旧都祁村、旧山添村、旧室生村から26大字が参加する大規模な祭礼。
2010年の本祭の写真を参照ください。



[御輿渡御1_都祁水分神社]

都祁水分神社から都祁山口神社へ向かわれる御輿。
(2014.10.25)(奈良市都祁)



[御輿渡御2_都祁水分神社]

(2014.10.25)(奈良市都祁)



[御輿渡御3_都祁水分神社]

都祁山口神社に到着。本殿に着座され山口神社の神と向きあって一夜を過ごされます。
(2014.10.25)(奈良市都祁)


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秋の大神祭_大神神社

崇神天皇の御代に始まったという由緒ある秋の祭りで、氏子区域34か村の祭り。
大美和青年会や三輪町内各所の子供達が担ぐ太鼓台が三輪の町を練り歩きます。
拝殿前でお祓いを受けた後、神前に供えられた紅白のお餅をいただきます。



[秋の大神祭_大神神社]

子供御輿御輿が揃ったあと、大美和青年団女子御輿、青年御輿と順次勇ましく境内に上がってきます。
(2014.10.24)(桜井市)


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神輿渡御祭_宇太水分神社

上芳野に位置する惣社水分神社の女神様が夫君である宇太水分神社の男神様に年一度だけお会いになるため、6キロの道のりを時代行列や花笠を従えて御神輿にて渡御されるという壮大でロマンチックなお祭りです。



[御輿着御_宇太水分神社]

芳野水分神社(惣社)の女神様を乗せた神輿がお供を従え、時代行列で5キロ程の街道を下ってきます。男神の待つ宇太水分神社に到着されると著御(ちゃくぎょ)の儀が行われます。神輿を奉安し、前日までにそれぞれ例祭を行った各地区の郷社28社の御幣を本殿に奉じ各地区の氏神さまがお集まりになったことを表します。その後、宇太水分の宮司が本殿に、惣社の宮司が神輿に向かって、それぞれ同時に祝詞を奏上するというきわめて珍しい神事が行われます。
(2014.10.19)(宇陀市)



[花笠_宇太水分神社]

道中お伴される花笠。神社へ到着したところで花吹雪。
(2014.10.19)(宇陀市)



[太鼓台1_芳野地区]

芳野からの道中で二回神事を執り行われます。一回目は勝林寺前で、迎えの宇太水分神社神職および氏子の代表者と会同して路上にて執り行われます。
(2014.10.19)(宇陀市)



[太鼓台1_芳野地区]

神饌の他に、女の神さんらしく、化粧道具も供えられます。中味は見えませんが。
(2014.10.19)(宇陀市)


[大名行列_芳野地区]

二度の神事の場所と、宇太水分神社へ着御の時に大名行列が行われます。毛槍、花傘、先箱、宝箱など、江戸時代の大名行列の形式をとられています。格式も高く見応えがあります。
(2014.10.19)(宇陀市)


[太鼓台1_宇賀志地区]

6地区の太鼓台が菟田野の古い街道筋を水分神社まで練り進みます。もっとも遠い村からは7kmぐらいありますので、早朝に出発します。太鼓台は1トンもあるそうで、40〜50人の担ぎ手で何度も休憩を入れながら進みます。
(2014.10.19)(宇陀市)


[太鼓台2_芳野地区]

(2014.10.19)(宇陀市)


[乗り子_古市場地区]

最近は女の子も乗り子を勤めているようです。
(2014.10.19)(宇陀市)

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宮入り_広瀬神社秋祭り宵宮

私の地元、氏子でもある広瀬大社の秋祭り。特徴的なものもありませんが、二つの集落(城古、市場)から太鼓台が出ます。宵宮には提灯台、子供御輿と一緒に宮入りします。



[太鼓台1_城古

城古の太鼓台はかなり古いもののようです。その昔三郷町の村から買い入れたと伝わります。その証か、太鼓台には広瀬大社の紋(橘)と龍田大社の紋(モミジ)が混ざっています。
(2014.10.19)(河合町)


[太鼓台2_市場]

市場の太鼓台は布団太鼓。担ぎ手が少ないので二つの集落が宮入り時には相互に応援されています。法被でわかります。
(2014.10.19)(河合町)

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だんじり(地車)_北葛地域

秋祭りの奉納行事、神賑わいとして行われる練り行事は、神輿、地車などあります。大和では神輿が多いようですが、葛城地域、橿原、高田を中心に分布する地車の地域も数カ所であります。曳く若衆が少なくなっていることもあって簡素化が進んでいるようです。中にはカーニバル風のところも見られます。



[だんじり1_平尾、疋相

広陵町では5つぐらいの集落で曳かれ、それぞれの村の神社に宮入りされます。平尾、疋相の集落は申し合わせて宮入の前に同じ場所に集結しよりいっそうの賑わいとなります。
(2014.10.11)(広陵町)


[だんじり2_平尾]

最後の大きな辻で豪快に回しが行われます。
(2014.10.11)(広陵町)


[だんじり1_疋相]

旧村の道は細く地車が通るのがやっとの所もあり、屋敷の塀や屋根に当たらぬように掛け声にあわせて切り返しながら進みます。
(2014.10.11)(広陵町)


[だんじり2_疋相]

神社前の坂道は最後の見せ場となり、一気に駆け上がり宮入りします。このあと地車に付けてあった御幣を持って本殿のぐるりを「回れ、回れ」と三周回って打ち上げ。(他であまり見ないのでまた調べてみたいと思います)
(2014.10.11)(広陵町)


[だんじり1_當麻]

當麻地区では5つの集落から地車がでますが、本宮の日に旧當麻町の役場広場に集結して演舞と称してそれぞれの集落が技を競い合ったりして賑わいます。
(2014.10.12)(葛城市)


[だんじり2_當麻]

當麻集落の最後の閉めは豪快にクラッカーで演出。
(2014.10.12)(葛城市)


[だんじり1_太田]

地車の屋根、前方後方の提灯も賑やか。
(2014.10.12)(葛城市)


[だんじり2_太田]

女性の曳き手も派手やかにカーニバルの様相。
(2014.10.12)(葛城市)

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秋季大祭_鴨都波神社

五穀豊穣を祝い感謝する秋の大祭。大神輿担ぎが10年前に復活、金ぴかに修復された大神輿は1トンもある大きなもの。女神輿、子供神輿、太鼓地車が御所の町を練ります。今年は台風の予想もあって午前中だけの渡御となり子供神輿は中止されました。鴨都波神社の祭はいずれも町の若衆会組織、高校生、一般参加者などの奉仕によるものが多いようです。宵宮には氏子の各自治会から、約30基のススキ提灯が葛城公園から鴨都波神社まで巡行されます。 境内では自治会ごとにススキ提灯を練ったあと参拝し、最後は若衆会によるススキ提灯の練り回しがあります。



[大神輿渡御_鴨都波神社]

大神輿は10年前に修復され神輿担ぎも復活されたもの。高さ2メートル、重さ1トンもある大きさ。
(2014.10.12)(御所市)


[女神輿渡御_鴨都波神社]

女神輿も威勢良く練ります。
(2014.10.12)(御所市)


[気勢あげる若者たち_鴨都波神社]

神社に戻り、喜びの気勢をあげる若者たち。
(2014.10.12)(御所市)


[ススキ提灯1_鴨都波神社]

(2014.10.12)(御所市)


[ススキ提灯2_鴨都波神社]

(2014.10.12)(御所市)


[ススキ提灯3_鴨都波神社]

子供や幼児にもススキ提灯の体験を。
(2014.10.12)(御所市)

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御供盛り_嘉吉祭

嘉吉祭は室町時代に戦火を逃れて橘寺へ移っていた神霊が、嘉吉元年に戻ったことを祝って始まったという。
嘉吉祭の神饌は百味の御食(ひゃくみのおんじき)といわれ、氏子を中心に神官も加わり約一週間かけて丁寧に作られます。穀物、果物、木の実などを手の込んだ様式で作り上げてあり大変美しくもありそれはもう芸術品の域。



[御供盛り1_嘉吉祭]

百味の御食の神饌はその名のとおり、昔は200種ぐらいあったとか。今では35種ぐらいでしょうか。それぞれに特徴がありますが、特に目をひくこの神饌は「和稲(にぎしね)」(米御供)と言い、米粒を赤、青、黄の食用紅で染め、一周42粒70段に仕上げてあります。その模様も伝統の数種があるようです。上部には五色に染めた家の垂木を表す長方形の餅が数本つけられており、上方に反っているのは家の繁栄を願ったものものだという。
(2014.10.10)(桜井市)


[御供盛り2_嘉吉祭]

(2014.10.10)(桜井市)


[御供盛り3_嘉吉祭]

(2014.10.10)(桜井市)


[御供盛り4_嘉吉祭]

(2014.10.10)(桜井市)


[御供盛り5_嘉吉祭]

盛り御供は果実や野菜、キノコなどをミョウガを束ねた芯に差し込んでいきます。
(2014.10.10)(桜井市)

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火祭り_往馬大社

往馬(いこま)大社の秋祭りで一般に火祭りと呼ばれています。高座の神前から火をいただき一気に境内から外まで走り抜けます。10秒の祭りと言われるほどにあっという間の神事です。もちろん古式に則った神事も多彩に行われますが、ほとんどが競争で成り立っており、昔から勝負祭りとか喧嘩祭りとも呼ばれてきたようです。


(2013年の写真)

[火取り1_往馬大社]

高座の奥に控える「火出し」がオガラで作られた大きな松明に火を付け、「ヨシカ、ヨシカ、ヨシカ」のかけ声で南北の「火取り」に同時に渡し、受け取った火取りはどちらが先に階段を下りるかで勝負します。
(2013.10.13)(生駒市)


[火取り2_往馬大社]

受け取った松明をかかげ一気に階段下へ走り、途中でさらにススキなどで作られた大きな燃えやすい「ゴムシ」という松明に点火し、その燃えるゴムシも神社の外まで競争で走り去ります。あっという間の行事です。
(2014.10.12)(生駒市)


[火取り3_往馬大社]

(2014.10.12)(生駒市)


[ゴムシ立て1_往馬大社]

ゴムシと呼ばれるススキなどで作られた松明を、どちらが先に立ち上げるかを南北の2基で競い合います。
(2014.10.12)(生駒市)


[ゴムシ立て2_往馬大社]

一人が肩に乗上ったり松明の芯の上に上がったりしてゴムシを作り上げていきます。
(2014.10.12)(生駒市)


[ゴムシ立て3_往馬大社]

出来上がると、審判役が赤いシデを振り上げて、南北どちらが早いかの審判を下します。
(2014.10.12)(生駒市)

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お渡り_生駒山口神社

生駒山口神社の祭礼では、櫟原集落の6つの垣内を5つに分け年交代でその年の当屋さんのお宅に御旅所(お仮屋)が設えられ、宵宮の5日前に神社からお渡りが行わます。男神と女神のお渡りがありますが、男神は昼間に、女神は夜中にお渡りがあります。女神のお渡りは何人も(村人も)見てはならないことになっており(もちろん撮影禁止)村中の街灯も黒布で覆われ、真っ暗な中で静かに行われます。
(奈良県無形民俗文化財)



[お渡り1_生駒山口神社]

お仮屋から神社へのお渡り
(2014.10.11)(生駒市)


[お渡り2_生駒山口神社]

神社鳥居前で神さんのお戻りを神官が丁寧にお迎えされます。
(2014.10.11)(生駒市)

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ワイノワイノワーイ_国見神社

掖上(わきがみ)の国見神社の秋祭り。今住・上方(大講、新講、宮座)・原谷の5つの宮座、講の行事、それぞれの頭屋さん宅にお仮屋を設え、神迎えが行われます。本頭屋さん宅での接待は3〜4時間ほどにもおよびべろんべろんになるほどのお酒のふるまい。本頭屋から次の頭屋への引継も行われます。
その後国見神社へのお渡りがあり、途中で行きは7回、帰り4回(気分で変わることもしばしばの様)御幣や扇を上げ、ワイノワイノワーイと発声されます。
謂れは、須賀神社の素戔嗚尊(スサノオ)が、高取町丹生谷にある春日神社の「菰」を盗んで藤の森に隠れたそうで、それを国見神社の瓊々杵尊(ニニギ)が見て「ワッハッハ」と笑った。と伝わりますが、異説もあり定かではないようです。



[頭屋さんの家へ_原谷地区の宮座]

(2014.10.9)(御所市)


[ご接待_上方地区の宮座]

お仮屋の設えられた座敷でおよばれ。3〜4時間にも及び、べろんべろん状態。
(2014.10.9)(御所市)


[神事と頭屋の引継_上方地区の宮座]

(2014.10.9)(御所市)


[ワイノワイノワーイ_上方地区の新講]

神官を先頭に頭屋、新頭屋の二人が裃姿で御幣を持ち、その後ろをその地区の家長らが歩きます。べろんべろんの千鳥足で国見神社へのお渡りの途中、ワイノワイノワーイと発声されます。
2014.10.9)(御所市)


[ワイノワイノワーイ_上方の大講]

国見神社の鳥居の前で藤の森の方向を向いて7回目の「ワイノワイノワーイ!!」。翌日早朝のおわたりでは途中で5回の発声。
(2014.10.9)(御所市)


[ワイノワイノワーイ_国見神社]

国見神社で5つの宮座、講が順番に神事を執り行われる。
(2014.10.9)(御所市)

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翁舞_奈良豆比古神社

奈良豆比古(ならづひこ)神社で地域の翁講によって「翁舞」が年一度奉納されます。「翁舞」は、いわゆる式三番で、太夫(たゆう)、千歳(せんざい)、三番叟(さんばそう)、脇(わき)によって、天下泰平、国土安穏を祝い、神威にて氏子の繁栄と豊作を祈願する舞。翁舞の最高潮は神に長寿をことほぎ、翁三人が舞います。室町時代から伝わり、中世芸能の趣をよく残しており能楽の源流ともいわれています。
国指定重要無形民俗文化財。
(本年はなぜか照明の色が変で色温度があいません。全体に黄ばんで写っております。)
2011年の翁舞も参考にしてください。



[翁三人舞_奈良豆比古神社]

(2014.10.8)(奈良市)


[太夫の舞_奈良豆比古神社]

本年で太夫役を退かれるとお聞きしております。
(2014.10.8)(奈良市)


[千歳舞_奈良豆比古神社]

本年から千歳役が変わられました。
(2014.10.8)(奈良市)


[三番叟と千歳の問答_奈良豆比古神社]

「翁舞」で特に古い形態を残しているといわれる少年が演じる千歳(せんざい)と黒式尉(こくしきじょう)面を付けた三番叟(さんばそう)との問答。三番叟が千歳に話しかけると千歳が正面を向き、千歳が三番叟に話しかけると三番叟が正面を向くという、互いに向かい合うことのない問答で、神に語るといった形式を取っているといわれています。
(2014.10.8)(奈良市)

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神事相撲_奈良豆比古神社

神事相撲は各地の秋祭りにいくつか見られます。その謂われ、形態も様々ですが、基本的には豊作に感謝し、奉納されるものだと思われます。実際に取り組みを行うものより、形式的なもの、芸能的なもの、歌舞音曲的なものの方が多いようです。奈良豆比古神社の神事相撲は本殿の前で、神主のハッケヨイ・ノコッタのかけ声で2人が榊を頭にして拝殿のぐるりを行き違いに三周回られます。



[神事相撲1_奈良豆比古神社]

頭に榊を掲げ2人はゆっくりと拝殿のまわりを「ホーオイ」のかけ声を交互に交わしながら三周回られます。「ホーオイ」は「穂多い」ではないかと言われています。
(2014.10.9)(奈良市)


[神事相撲2_奈良豆比古神社]

(2014.10.9)(奈良市)


[神事相撲3_奈良豆比古神社]

(2014.10.9)(奈良市)

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例祭夕座_氷室神社

鳥羽天皇の御代、永久5年悪疫鎮止のために始められましたが、源平の乱後絶えました。順徳天皇の御代、建保5年に南都方楽所の氏神に仰ぎ再興され、日の使いも参向されました。
世に、氷室の舞楽祭と称せられる通り江戸時代の終わりまでは、夜6時から10時迄と翌2日の後宴祭は、別願の舞楽と言われ、曲数実に38曲を演じて終日舞楽を奉献していたと記録が残っています。
(氷室神社資料より)



[鳳輦神輿_氷室神社]

その昔は御旅所祭も執行され、巡幸、お渡りも賑々しく、途次道楽と称して奏楽しながら練り歩いたと伝わっています。
現在は巡幸はなく、夕座には本殿前に鳳輦神輿が据えられます。舞殿では南都晃耀会、南都流舞楽伝承会による舞楽が奉納されます。
(2014.10.1)(奈良市)


[舞楽1_氷室神社]

東遊(あずまあそび)
(2014.10.1)(奈良市)


[舞楽2_氷室神社]

蘭陵王(らんりょうおう)
(2014.10.1)(奈良市)


[舞楽3_氷室神社]

納曾利(なそり)
(2014.10.1)(奈良市)


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絵馬_糸井神社

雨乞いの願いのために太鼓踊りをしている様子を描いた天保13年(1842)のものや、おかげ踊りの様子を描いた慶応4年(1868)のものなど古い物が掲示されています。当時の生活や信仰などの様子が見て取れる貴重な資料。
「太鼓踊り絵馬」「おかげ踊り絵馬」は奈良県の文化財に指定されています。



[太鼓踊りの絵馬_糸井神社]

上の方には僧侶が灯籠に火を入れている様子、神仏集合が読み取れます。また右下にはスイカの切り売りの様子が描かれています。
(2014.10.26)(川西町)


[太鼓踊りの絵馬の部分_糸井神社]

太鼓踊りの絵馬の右下にはスイカの切り売りをしている様子が描かれています。
(2014.10.26)(川西町)


[大祭の絵馬_糸井神社]

境内で相撲大会が行われている様子が描かれています。現在も相撲の行われる場所や形態は変わってきていますが行われています。
(2014.10.26)(川西町)


[大祭の絵馬の部分_糸井神社]

右上には洋服を着た女性が描かれています。また拝殿での巫女舞いでは手に長刀を持っているのが見られますが今では行われていない形です。
(2014.10.26)(川西町)


[雨乞いの絵馬_糸井神社]

釣り鐘を池に放り込んでいる情景が見れます。龍神に雨を降らせる願いをする為に鐘や牛を投げ入れる風習があったのはいくつかの雨乞いの記録にもあるようです。
(2014.10.26)(川西町)


[おかげ踊りの絵馬_糸井神社]

(2014.10.26)(川西町)

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